プライバシーを守りながらAIを活用!EAGLYSとEmotionXが「秘密計算AI」の共同開発をスタート

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データを秘密にしたままAIで計算!新しい技術が社会を変える

AI(人工知能)が私たちの生活に深く関わるようになるにつれて、大切な個人情報や会社の秘密をどう守るかという「プライバシー」の問題が重要になっています。

この課題を解決する画期的な技術が「完全準同型暗号(FHE)」です。これは、データをまるで鍵のかかった箱に入れたまま、その中身を見ずに計算できるという、とてもすごい暗号技術です。これにより、データが誰かに見られる心配なく、AIで高度な分析ができるようになります。

現代的なオフィス空間で木製のステップに座る二人の男性。黒いジャケットとスニーカーを着用し、カメラに笑顔を向けています。背景には手書きの図が描かれたホワイトボードがあり、リラックスしたビジネスシーンを表現しています。

EAGLYSとEmotionXがタッグを組んで高速化へ

FHEは非常に便利な技術ですが、これまでは計算に時間がかかりすぎるという課題がありました。この課題を乗り越え、FHEを使った秘密計算AIを現実の世界で使えるようにするため、EAGLYS株式会社とEmotionX株式会社が共同で開発を進めることを発表しました。

この共同開発は、もともとキオクシア株式会社で進められていたFHEの高速化研究がEmotionXに引き継がれたことを受けて、さらに発展させる形で行われます。

EAGLYSは、秘密計算のアプリケーション(ソフトウェア)を作る技術に強みを持っています。一方、EmotionXはFHEを早く計算するための特別なハードウェアを作る技術に優れています。この二つの会社がそれぞれの得意な技術を組み合わせることで、暗号化されたままのデータをAIでスムーズに処理できる「次世代の計算基盤」を作り上げることを目指しています。

今後の展開:プライバシークラウドサービスへ

両社は、この共同開発の成果を、今春にリリースが予定されている「プライバシークラウドサービス」に段階的に取り入れていく予定です。

まずは、技術のテストを通じて、暗号化されたデータに対して「似ているものを見つける計算」や「点数をつける計算」、「信用できるかを判断する計算」、「不正を見つける計算」といった処理が、実用的な速さでできることを確認します。

将来的には、膨大な量の暗号化されたデータを使って、AIが自分で学習したり、判断したりする「ニューラルネットワーク」の処理も可能にする基盤を確立することを目指しています。

この共同開発を通じて、データを安全に使いながらAIの力を最大限に引き出す社会の実現に貢献していくことでしょう。

各社の情報

  • EAGLYS株式会社
    AIと秘密計算を組み合わせて、企業がデータを安全に活用できるプラットフォームを提供しています。
    https://www.eaglys.co.jp

  • EmotionX株式会社
    キオクシア株式会社から独立したスタートアップで、FHEの高速化技術を核としています。プライバシークラウドや専用のハードウェアを開発し、暗号化されたまま高度な計算ができる基盤の実現を目指しています。
    https://www.emotionx.co.jp

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