AIがさまざまなことを学習するために必要となるのが「データセット」と呼ばれるデータ集です。この度、Visual Bank株式会社のAI学習用データソリューション「Qlean Dataset(キュリンデータセット)」が、「日本の灯台の画像データセット」の提供を開始しました。

「日本の灯台の画像データセット」とは?
このデータセットは、日本各地の灯台を撮影した画像で構成されています。海岸線や岬、防波堤、沖合など、さまざまな場所に設置された灯台の画像が含まれており、白色灯台や縞模様灯台、無人灯台といった多様な外観や構造を見ることができます。画像には灯台だけでなく、周辺の海面、岩礁、空、港の設備なども写っており、自然の風景と人工の構造物が混ざり合った、実際の沿岸環境を再現しています。
灯台は、設置場所や天気、時間帯によって見え方が大きく変わる特徴があります。このデータセットを使うことで、そうした環境の変化があっても、AIが灯台を正確に認識したり、背景から灯台を区別したりする能力を検証できるようになります。



このデータセットは、「Qlean Dataset」が提供するオリジナルのデータラインナップ「AIデータレシピ」の一つとして提供され、企業がAIを開発する際にも利用できます。
データセットの詳しい情報やサンプルは、以下のリンクから確認できます。
どのようなAI開発に役立つのか?
このデータセットは、さまざまなAI開発や研究に活用できます。
研究での活用例
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沿岸インフラの物体検出モデル研究:海岸や港湾環境で、AIが灯台のような構造物をどれだけ正確に見つけられるかを評価するのに使えます。海や空を背景にした状態でのAIの検出精度や、間違って検出してしまう傾向を調べることができます。
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自然環境での視覚学習の検証:画像だけでなく、音や言葉など複数の情報から学習する「マルチモーダルAI」の学習や評価において、実際の沿岸の風景画像を使って、AIが人工物と自然物をどう区別し、どのような特徴を読み取るかを分析する研究に利用できます。
産業での活用例
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海洋・港湾監視AIの開発:港の管理や海上保安の分野で、カメラ映像から灯台を自動で認識するAI機能の開発に役立ちます。沿岸の構造物の位置を把握したり、映像を分析するシステムの精度を検証したりするのに活用できます。
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地理情報連携型画像解析システムの開発:地図アプリなどで、画像から沿岸のランドマーク(目印となる場所)を認識する機能の検証データとして使えます。位置情報と画像の特徴を組み合わせて分析するAIの開発に活用できます。
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観光・地域情報サービス向け画像分類モデルの開発:観光関連サービスで、灯台を含む沿岸施設を画像から自動で分類するAI機能の開発に役立ちます。地域の景観データを活用した検索やおすすめ機能のAI開発に活用できます。
「Qlean Dataset」について
「Qlean Dataset」は、Visual Bankの子会社である株式会社アマナイメージズが提供する、AI学習用のデータソリューションです。画像、動画、音声、3D、テキストなど、さまざまな形式のデータに対応しており、研究目的でも商業目的でも安心して利用できる環境が整っています。

また、株式会社千葉ロッテマリーンズや株式会社東洋経済新報社など、さまざまなパートナー企業との協力により、特定の業界に特化したデータや最新のトレンドに合わせたデータラインナップ「AIデータレシピ」を継続的に増やしています。これにより、AI開発の現場でデータ集めや準備にかかる負担を減らし、権利の面でも問題なく、安心してAI開発ができる環境づくりを支援しています。

Qlean Datasetの主な特徴は以下の通りです。
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すべての被写体から同意を取得済み
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既存のデータは最短1日で納品可能
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お客様の要望に応じた撮影・収録・収集による独自のデータ作成にも対応
Visual Bank株式会社について
Visual Bank株式会社は、「あらゆるデータの可能性を解き放つ」をミッションに掲げ、AI開発力を高めるための次世代データインフラを構築・提供するスタートアップ企業です。漫画家をサポートするAI補助ツール「THE PEN」や、AI学習用データセット開発サービス「Qlean Dataset」を提供する株式会社アマナイメージズを100%子会社に持っています。また、国の研究開発プログラム「GENIAC」にも採択されており、社会へのAI実装に向けた取り組みを加速させています。
