【AI導入企業1,001名調査】AI活用は一部の社員だけ?半数以上が社内に「活用格差」を実感

ビジネス活用

AI(人工知能)は、私たちの仕事のやり方を大きく変える可能性を秘めています。文章作成の補助から複雑なデータ分析まで、さまざまな業務でAIが活用され始めています。しかし、実際に企業でAIを導入している方々は、その活用状況についてどのように感じているのでしょうか。

株式会社キーウォーカーは、従業員数100名以上の企業で日常的にAIを業務に活用している経営層やDX推進部門、現場管理職など1,001名を対象に、「企業におけるAI活用人材の育成と活用実態」に関する調査を実施しました。この調査から、AI活用の現状と課題、そして今後の展望が見えてきました。

AI活用人材の育成と活用実態に関する調査資料

AIツールの導入状況と効果、そして残る課題

まず、「現在導入しているAIツールが、社内でどの程度業務に組み込まれているか」を尋ねたところ、多くの企業がAIを補助的なツールとして活用していることがわかりました。

  • メールや議事録、提案資料の作成補助に使われている: 53.3%

  • 文章の要約・翻訳・校正などの業務に使われている: 50.3%

  • アイデア出しや企画立案の壁打ちとして使われている: 41.4%

これらの結果から、AIは主に資料作成や文章の修正、アイデア出しといったサポート業務で使われていることがわかります。しかし、複数のシステムを連携させたり、高度な分析を行ったりといった、より進んだ活用はまだ広がっていないようです。

AIツールの社内業務への導入状況に関する調査結果

AIツール導入の効果については、「業務スピードが向上した(38.8%)」という回答が最も多く、AIの導入が一定の成果をもたらしていることがうかがえます。しかし、一方で「一部業務は効率化できたが、人手作業が依然として多く残っている(36.3%)」という声も多く、AIが導入されても人の手による確認や調整作業が残っている現状が明らかになりました。

AIツール導入の効果と課題に関する調査結果

AI活用の社内格差と属人化が浮き彫りに

AIの活用は、社内全体に均等に広がっているのでしょうか。この問いに対しては、多くの企業が課題を抱えていることが判明しました。

  • 部署やチームによって、AI活用の浸透度に大きな差がある: 54.9%

  • 一部のスキルが高い社員だけが活用し、活用が属人化している: 41.9%

  • ツールを導入しただけで、実際の業務効率化に結びついていない社員が多い: 32.5%

半数以上の企業で、AI活用に大きなばらつきを感じていることがわかります。AIツールを導入しても、それを使いこなせる社員とそうでない社員の間で、業務の成果に差が出始めている可能性も指摘されています。AIの活用が特定の社員に偏ってしまう「属人化」も、多くの企業が直面する課題です。

企業内のAI活用人材に関する格差調査結果

AIエージェントの活用状況と導入の壁

複数の業務を自律的に処理できる「AIエージェント」と呼ばれる、より高度なAIの活用はどの程度進んでいるのでしょうか。

調査では、日常的にAIを活用する企業の8割以上が、AIエージェントを「すでに実用化し、活用している(42.7%)」または「一部で試験導入・検証を行っている(43.4%)」と回答しました。AIエージェントへの期待は高いものの、開発・活用を行っていない企業も13.9%存在します。

AIエージェントの開発・活用を行っていない理由としては、「技術的な知見やスキルを持つ人材がいない(44.6%)」が最多でした。また、「AI開発や運用に関わる人材が不足している(23.7%)」や「AIに対する社内全体のリテラシーや関心が低い(23.0%)」も上位に挙がりました。これは、AIを企画段階から実際に使えるようにするまでの体制が整っていない企業が多いことを示しています。

企業におけるAIエージェントの導入状況と課題

AI活用人材育成への期待と今後の方向性

今後、AI活用人材の育成を進める上で、外部に期待する支援として最も多かったのは「AIツール導入とあわせた教育サポート(42.4%)」でした。単にツールを提供するだけでなく、実際に現場で使いこなせるようになるまでのサポートが求められていることがうかがえます。

次いで、「社内で継続できる育成プログラムの設計支援(37.1%)」や「育成の効果を測定・可視化する仕組みの提供(33.4%)」も上位に挙がりました。これは、一度きりの研修ではなく、継続的に学び、その成果を確認できるような支援が重要視されていることを示しています。

企業がAI活用人材の育成で外部に期待する支援に関する調査結果

今回の調査から、企業におけるAI活用は単なる導入段階から、「いかに全社でAIを使いこなし、継続的に成果につなげられるか」という段階へと進んでいることがわかります。そのためには、社員一人ひとりのスキルアップだけでなく、組織全体でAIを使いこなすための仕組みづくりが鍵となるでしょう。

より詳しい調査結果は、以下のホワイトペーパーからダウンロードできます。
https://www.keywalker.co.jp/ai_talent_development_and_utilization_trends_dl.html

株式会社キーウォーカーのAI開発支援サービス

株式会社キーウォーカーは、このような企業のAI活用に関する課題を解決するため、「AI開発支援サービス」を提供しています。このサービスは、単にAI技術を提供するだけでなく、お客様のビジネス課題に合わせた最適なAIの活用方法を見つけるところから、実際に現場でAIが使えるようにするまでの全てをサポートします。

ビジネス会議の様子

ビジネス視点のユースケース選定支援

AIで何ができるか、どんな課題を解決できるかを明確にするため、お客様のビジネスに寄り添って具体的な活用方法を一緒に考えます。

PoC・技術検証支援

データサイエンティストが技術的な視点から最適なアプローチを提案し、効率的な検証を通じて、早く効果が出せるようにサポートします。

データ分析やビジネスインテリジェンスの作業を示すもの

ナレッジ移行・内製化支援

AI開発の過程で、お客様自身がAIの知識や使い方を習得できるよう支援し、将来的に自社でAIを運用できる体制づくりをサポートします。

ビジネスの打ち合わせや共同作業をしている場面

業務実装・システム展開

AIモデルを作るだけでなく、それがビジネスの現場で実際に「定着」して使われるための運用方法やセキュリティ設定なども含めて、包括的に支援します。

ビジネスにおけるテクノロジーの活用や未来志向の議論を示唆する画像

継続的な運用・チューニング

AIを導入した後も、その精度をチェックしたり、必要に応じて改善したりすることで、ビジネスの変化に合わせてAIモデルが常に最適な状態を保てるようにサポートします。

テクノロジーとビジネスの融合を示唆するオフィス風景

AI開発支援サービスの詳細は、以下のリンクから確認できます。
https://www.keywalker.co.jp/ai_dev/ai_development_support_service.html

株式会社キーウォーカーに関するお問い合わせはこちら:
https://www.keywalker.co.jp/inquiry.html

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