AI(人工知能)がどんどん賢くなり、文章を書いたり、情報をまとめたり、問題を解決したりと、たくさんの「答え」を効率よく生み出せる時代になってきました。
これまでの私たちは、「答えを出すこと」が人間の知性だと考えてきましたが、AIが高度な回答能力を持つようになると、この考え方が変わりつつあります。
もしAIがほとんどの答えを教えてくれるようになったら、私たち人間は一体何を考えればいいのでしょうか?
この大きな問いから生まれたのが、新しい思考の枠組み「Kosuke Protocol」です。思想研究者のKosuke Shirako氏がこのフレームワークを公開しました。
Kosuke Protocolとは?
Kosuke Protocolは、次の4つのステップを通じて、新しい意味やアイデアを生み出すための考え方です。
- 観察(Observe):身の回りの出来事や情報に注意深く目を向けます。
- サンプリング(Sample):観察した中から、気になる情報や思考の断片(フラグメント)を拾い集めます。

- 再構成(Recombine):集めた断片を組み合わせて、新しいつながりやパターンを見つけ出します。

- 問い(Question):そこから「もしこうだったら?」「なぜこうなるのだろう?」といった新しい問いを生み出します。
このプロセスは、すぐに「答え」を出すことよりも、新しい「問い」を作り出すことを大切にしています。

「問い」が未来の設計図になる
AIがたくさんの答えを生み出せる時代では、私たち人間の考える価値は、「どんな問いを設定できるか」に移っていく可能性があります。
Kosuke Shirako氏は、「AIが答えを生成できる時代になると、人間の思考の価値は“答えを出すこと”から“問いを設計すること”へと移る可能性があります。Kosuke Protocolは、そのための思考のプロセスを整理したフレームです。」と語っています。
「Thinking After AI」というコンセプトは、AIの登場が「知性」の定義そのものを変えるかもしれない、という考えを示しています。もし答えが無限に生み出される世界が来るとしたら、本当に価値を持つのは「問い」になるのかもしれません。この考え方は、「Questions are the architecture of the future.(問いは未来の設計図である)」という言葉に集約されています。
Kosuke Protocolの詳しい情報は、以下のコンセプトページで確認できます。

