アートとテクノロジーで未来の東京を創る!CCBTが2026年度アーティスト・フェロー5組を募集、テーマは「シビック・ファッション」

クリエイティブ活用

アートとデジタルテクノロジーを組み合わせ、新しい表現や社会貢献を目指す活動拠点「シビック・クリエイティブ・ベース東京[CCBT]」が、2026年度のアーティスト・フェロー5組の募集を開始しました。このプログラムは、クリエイターの皆さんが東京をより良く変えるアイデアを実現できるよう、さまざまな形でサポートするものです。

2026年度のテーマは「シビック・ファッション」

今年の募集テーマは「シビック・ファッション」です。これは、社会の動きを映し出すと同時に、一人ひとりの個性を表現するファッションの力に注目したものです。ファッションという切り口から、テクノロジーの可能性も取り入れながら、まだ誰も見たことのない「何か」を市民の皆さんと一緒に作り出すような企画や表現活動が求められています。

国内最大規模のサポート体制

CCBTの「アート・インキュベーション」プログラムは、国内でも特に手厚いサポートが特徴です。

  • 最大1,000万円の制作費:企画を実現するための費用が提供されます。

  • 専門家による伴走:キュレーターや建築家など、多様な分野の専門家がメンターとして、アイデアの具体化から発表までをサポートします。

  • CCBTスタッフの全面バックアップ:制作スペースの提供はもちろん、技術的なアドバイス、広報活動、プロジェクトの運営など、あらゆる面でCCBTのスタッフが支援します。

このプログラムは、クリエイターが創造性を存分に探求し、社会に新しい価値を生み出すための環境を整えています。

これまでの活動事例

CCBTは2022年の開設以来、これまでに20組のアーティスト・フェローと協力し、数多くのプロジェクトを生み出してきました。2025年度は「これからのコモンズ」(みんなで共有する場所や資源)をテーマに、個性豊かな5組が活動しました。その一部をご紹介します。

上田麻希「Olfacto-Politics: The Air as a Medium(嗅覚の力学 〜メディウムとしての空気〜)」

空気はみんなで共有する資源であるという考えのもと、匂いを手がかりに、目に見えない空気の流れを体験できるプロジェクトです。夢の島熱帯植物館でのインスタレーションなどを通じて、匂いがコミュニケーションの手段になる可能性を探りました。

温室のような場所で、一人の女性が様々な植物に囲まれ、手元のパンフレットらしきものを見ながら植物を観察している様子

岸裕真「平行植物園」

植物の視点からAI(人工知能)を捉え直し、「植物知性(BI)」という独自のシステムを開発。夜の人工森林で、植物の生体信号によって音と光が変化するインスタレーションを発表しました。植物の信号を大規模言語モデルに入力することで、新しい生態系のあり方を試みました。

夜の森に、青く光る巨大な球体が浮かび、周囲には神秘的なミストが漂っている

土井樹「Weather」

広い範囲の天気予報では分からない、一人ひとりが感じる細かな環境の変化(微気象)をデータとして共有するプロジェクトです。オリジナルの気象センサーデバイスを使い、市民と一緒に天気を観測し、データを共有するウェブアプリを展開しました。展覧会では、リアルタイムの微気象データから「あたらしい天気」を考える場が作られました。

白い棒の先に様々な色の波打つような抽象的なオブジェが多数並べられた、明るくカラフルな現代アートのインスタレーション

藤嶋咲子「コエノクエスト —都市に残されたセーブデータ」

ゲームの手法を使って、都市で暮らす人々の見過ごされがちな声を集め、普段関わらない人々との対話の場を生み出すプロジェクトです。ワークショップで集めた声をもとに作られたキャラクターと対話するゲームインスタレーションを発表し、仮想と現実を行き来しながら、現実を新しく捉え直す想像力を促しました。

暗い展示空間で、壁面に夜の街並みと仮想の人物がデジタルプロジェクションされている

山内祥太「未知との遭遇」

「未知なるものとは何か?」という問いから、言葉だけではない対話の形を考えるプロジェクトです。中目黒公園に大型のオブジェを設置し、パフォーマーの声と連動させることで、その場の状態を変化させました。公開ミーティングや関連展示を通じて、予期せぬ状況が生まれました。

夜の屋外に設置された曲線的な光るアートインスタレーションと、それを見上げ手を広げる男性

これらの活動は、CCBT内だけでなく、植物館や埋立地などの公共空間でも展開され、多くの来場者がありました。

夕暮れ時の公園に設置された、白い光で縁取られた有機的な形状のアートインスタレーションと、それを見つめる二人の人物

会議室のような広い空間で、一人の発表者がプロジェクターに映し出されたグラフを指差しながら説明しています。多くの参加者がテーブルに座ってラップトップを使用しており、活発な学びの場やワークショップの様子がうかがえます。

プログラムの主な特徴

CCBTのアート・インキュベーションプログラムは、単に作品を作るだけでなく、そのプロセスを公開し、多様な人々との交流を促すことで、より大きな成果を生み出しています。

  • 多様な表現とリサーチ:共通テーマから、身近な話題から先端技術まで、幅広いテーマのプロジェクトが実現しています。

  • 質の高い制作サポート:制作費だけでなく、企画から実現までCCBTが全面的にサポートし、プロジェクトの質を高めます。

  • プロセスを公開し、協働を促進:ワークショップやトーク、公開制作などを通じて、制作の過程を市民と共有し、クリエイターと参加者、あるいは参加者同士の新しい協働の機会を生み出します。

  • 国内外への展開:制作された作品の多くは、CCBTや都内の公共空間だけでなく、国内外の様々な場所で発表され、東京から世界へクリエイティブな波を発信しています。

2026年度 募集概要

2026年度も、経験豊富なメンターがフェローの皆さんと伴走します。現在発表されているメンターは以下の通りです。

  • 四方幸子氏(キュレーター/批評家)

  • 関治之氏(一般社団法人コード・フォー・ジャパン 代表理事)

  • 津川恵理氏(建築家/ALTEMY代表)

3人の人物のポートレート写真です。左は落ち着いた雰囲気の女性、中央は自然を背景に笑顔を見せる男性、右はモダンなシャツを着た女性が写っています。

応募期間

2026年4月1日(水)~4月19日(日)まで(応募資料等必着)

フェロー活動期間

2026年7月1日(水)~2027年3月31日(水)まで

応募条件

  • 日本在住であること

  • 18歳以上であること

  • 5年以上の活動履歴があること

  • 応募した企画を2026年12月~2027年2月の間にCCBTまたは都内で発表できること

その他、詳しい情報は公式サイトの「募集要項」で確認できます。

採択数

5組

アートとデジタルテクノロジーの力で、東京に新しい風を吹き込むクリエイターの挑戦を、CCBTは全力で応援します。あなたのアイデアで、未来の都市をデザインしてみませんか。

詳細および応募については、CCBTの公式サイトをご覧ください。

ご不明な点があれば、以下の事務局までお問い合わせください。

CCBTアート・インキュベーション・プログラム運営事務局[TASKO内]
Email:contact@ccbt-art-incubation.jp
電話:03-6456-5210(受付時間:10時00分~18時00分/土日祝日を除く)

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