コーピー、Funds Startupsよりベンチャーデットによる資金調達を実施
AI（人工知能）の実用化が進む中、特に「失敗が許されない」分野でのAI活用を目指す株式会社コーピーは、Funds Startups株式会社が運営する「Funds Venture Debt Fund 1号投資事業有限責任組合」から、ベンチャーデットによる資金調達を行いました。
「ミッションクリティカルAI」とは？
コーピーが目指すのは、「ミッションクリティカルAI」の実現です。「ミッションクリティカル」とは、システムが停止したり、間違った判断をしたりすると、人命や社会基盤、会社の経営に大きな影響を与えてしまう、非常に重要な領域を指します。例えば、医療現場で患者さんの命に関わる判断をするAIや、自動運転で人々の安全を守るAIなどがこれに当たります。このようなAIは、何よりも高い信頼性と安全性が求められます。
AIの「なぜ？」と「大丈夫？」を保証する技術
コーピーは、AIが「なぜその判断をしたのか」を人間が理解できるようにするXAI（説明可能AI）技術や、AIがきちんと間違いなく動くかを確認するQAAI（AI向け品質検証）技術を開発しています。これらの技術を組み合わせたAI開発・運用・品質管理の総合的なソリューション「CONFIDE」を提供し、AIが社会で安全に、そして安心して使えるようにサポートしています。
今回、Funds Startupsは、コーピーの持つこれらの確かな技術と事業モデルを高く評価し、今回の資金調達へと至りました。この資金によって、コーピーはさらに技術開発を進め、ミッションクリティカルな分野でのAIの社会実装を加速させていく方針です。
各社からのコメント
Funds Venture Debt Fundのプリンシパルである小原満美氏は、コーピーの技術がAI導入における長年の課題を解決し、AIの安全性確保に不可欠であるとコメントしています。また、コーピーの山元浩平代表取締役は、今回の資金調達が、AIが安心して社会に受け入れられる未来の実現に向けた大きな後押しになると述べています。
今後の展望
今回の資金調達により、コーピーは、高度なAI技術を実際の現場で持続的に活用できる仕組みをさらに強化します。AIが単なる「お試し」で終わらず、医療や社会インフラといった責任ある分野で、確かな「社会のインフラ」として機能する未来を目指していきます。
各社の情報
Funds Startupsについて
「社会的インパクトを創出するスタートアップが、最も理想的な成長を遂げられる仕組みを開発する」ことをミッションに掲げる企業です。
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コーピー（Corpy&Co.）について
「先端AI技術で人命を救い、平等を拡張する」ことをミッションに、東京大学・仏Inria発のAIスタートアップとして、ミッションクリティカル領域でのAI導入を目指しています。
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