Zuva株式会社と株式会社日経BPは、2025年12月16日に資本業務提携を締結しました。この提携は、Zuvaが持つスタートアップのデータ分析技術と、日経BPが提供する幅広い分野の専門コンテンツを組み合わせることで、企業のイノベーション創出をより強力にサポートする新しい情報サービスを展開することを目的としています。
今回の提携で何が変わる？
この提携に先立ち、両社は「テクノロジー未来投資指数」を共同で開発し、2025年5月に発表しています。この指数は、「成長が期待される技術には資金が集まりやすく、まだ成熟していない分野ほど将来的な伸びしろが大きい」という考え方に基づいて作られました。
今回の資本業務提携は、このような共同プロジェクトをさらに発展させるものです。日経BPが持つ高度な専門コンテンツと、Zuvaが強みとするスタートアップを中心としたディープテック（基礎研究から生まれた革新的な技術）やエマージングテクノロジー（新興技術）分野に特化したデータ基盤を組み合わせます。
これにより、企業のR&D部門に向けた新しい情報サービスの創出を目指しており、2026年夏にはβ版の提供開始が予定されています。
Zuvaと日経BPってどんな会社？
Zuvaについて
Zuva株式会社は、国内外のスタートアップデータベース事業を展開し、企業のR&D部門や新規事業部に対して、協業先の調査、技術の探索支援、マッチング支援などを中心に事業を行っているリサーチテクノロジー企業です。国立研究開発法人科学技術振興機構（JST）のSTARTプログラム採択をきっかけに創業しました。世界のスタートアップに紐づくディープテックやエマージングテクノロジー領域に特化したデータ基盤と分析のノウハウを高度化しています。大学、研究機関、グローバルスタートアップ、ベンチャーキャピタル（VC）とのネットワークを強みに、これまでに100社以上の企業の技術戦略や投資戦略をサポートし、その精度と網羅性は高く評価されています。
日経BPについて
株式会社日経BP（https://www.nikkeibp.co.jp/）は、経営、技術、マーケティング、医療、生活など、幅広い分野で最先端の情報を提供する専門出版社です。日経BPが提供する専門メディアの一つに「日経クロステック（https://xtech.nikkei.com/)」があります。これは、IT、自動車、電子・機械、建築・土木など、さまざまな産業分野の技術者やビジネスリーダーに向けて、AI、IoT（モノのインターネット）、新素材、ものづくり、建築・土木などの最新技術動向や、ビジネス変革の最前線を伝えています。
両社の強みが融合することで、企業の技術戦略や投資戦略に、これまで以上に価値のある情報が提供されることでしょう。
